2010年5月30日(日) 企画展【祇園さんと時宗常称寺...三年目の夏】 三体みこし古写真求む 尾道学でアーカイブ化に着手 |
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一昨年の時宗常称寺への里帰り(139年ぶり となる神と仏の再会)、昨年の三町帰還・時宗尾 道門中による御旅所巡拝と、原点回帰・温故知新 をキーワードに、年々かつての勢いを取り戻しつ つある尾道祇園祭・三体みこしであるが、三年目 の今夏に華を添える企画展【祇園さんと時宗常称 寺..三年目の夏】(尾道学研究会・尾道市教育委 員会主催、6月25日〜7月18日、街かど文化館) の開催に先立ち、祇園祭・三体みこしを写した古 写真の持ち寄りを募集している。 対象となるのは昭和53年にJCが復活させた当 初までのもので(50年代前半まで)、メインの三 体廻しに限らず、西御所に設けられた御旅所など、 尾道祇園祭の情景であれば被写体は問わない。 尾道学研究会の古写真アーカイブ(絵葉書とは 別)の内には、戦前・戦後の祇園祭・三体みこし の古写真が多く集積されており、既報のガラス乾 板発掘第2弾でも、昭和初期に遡る貴重な三体廻 しの写真が複数枚掘り起こされている(=写真)。 寄せられた写真はパソコン上に取り込み、画像 データとしてデジタル保存、取り込み完了と同時 に写真は速やかに返却する(寄贈も受付)。写真 に添付する情報として、提供者・撮影者の氏名及 び連絡先、撮影年代(およそでもOK)、撮影場 所などを記入してもらう。 研究会によると、戦前の卒業アルバムの内に当 時の尾道風景(歳時記)として、住吉祭やみなと 祭と並んで三体みこしが掲載されている場合があ り、これまでに尾道商業、旧制尾道中学(現、尾 道北高)のアルバムで確認されているという。 前述の祇園さん協賛企画展では、尾道学研究会 が集積している祇園さん関係の古写真(昭和初期 〜JCによる復活当時)をメインで展示するほか、 会場でも古写真や各種資料、祇園さんの思い出の 持ち寄りを随時受け付ける事にしている。尚、文 化館で現在開催中の【私の尾道遺産展II】(10時 〜18時、木曜休館)の受付でも対応する。 「写真」(上)海に投げ込まれた久保の一巴神輿 ▽(下)薬師堂浜での三体廻し(昭和初期、村尾 嘉久氏撮影、ガラス乾板より)。 |