2010年4月27日(火)
尾道ケーブルテレビ
5月からは自主番組を制作
 日々ニュースを公開生放送
  しまなみ交流館に新スタジオ開設
関係者並んでセレモニー
 尾道ケーブルテレビは駅前、しまなみ交流館1
階ロビーに新情報ステーション「マリンスタジオ」
を開設、24日午後2時から関係者が20人が集い、
オープンセレモニーを挙げた。
 冒頭、前市長で亀田良一会長が挨拶に立ち、
「平成元年に創立、スタジオは西御所の本社ピル
にあったがスペースも狭く、市民も気軽に出入り
できなく不便をかこっていた。平谷市長の厚意で
しまなみ交流館のスペースを借り、公開生放送が
できるようなり、感謝している」。
 「20年間、苦労を重ねて、幸い無借金経営でき
たが、デジタル放送時代を迎え、このままではい
けないということで中国新聞と業務提携した。企
業家が片手間で経営するのは無理である。市には
ケーブルテレビを利用してPRに役立てもらいた
い。山陽日日新聞にはこれまで紙面を活用させて
いただき、感謝している。これからも支援協力を
お願いしたい」と弊社にも謝意を示した。
 業務提携する川本一之中国新聞社長は「素晴ら
しいスタジオが完成し、情報発信基地ができた。
情報発信し、若者の声があふれる賑やかな街にし
ていきたい。地域とともに歩む社の精神を尾道で
もおおいに発揮していきたい」と抱負を述べた。
 来賓の平谷祐宏市長は「駅や港を中心に歩ける
範囲で街づくりをおこなっている。みなとオアシ
スはサイクリングロード基地に認定された。しま
なみ交流館は芸術文化の賑わいを創出、それに開
放感あふれるマリンスタジオが誕生した。情報発
信に力を貸していただければ幸いです」とお祝い
の言葉を述べた。
 このあと田辺耕造ケーブルテレビ社長、川本社
長、平谷市長の3人がモニター稼働のスイッチを
入れた=写真=。
 松谷成人議長がマリンスタジオの開設を祝って
乾杯の発声をした。
 「マリンスタジオ」はしまなみ交流館1階ロビ
ー南側に設けられ公開生放送するスタジオが65平
方m 、副調整室24平方mなど全体で99平方m。
ハイビジョンカメラ4台が据えられ、周囲2km以
内であれば生中継、録画できる。市民が気軽に立
ち寄り、生放送を視聴できるようスタジオは全面
ガラス張りにした。
 放送開始は26日からで月曜日から金曜日午後6
時半から20分間の毎日のニュースを公開生放送。
新番組は5月からスタートし、隔週土曜日午前11
時から1時間生放送、1回目は1日、「熱中!、
まちづくり討論」、2回目は15日、「ぐるっと尾
道」、3回目は29日、「夢追人」と「サイクリン
グ海道」を予定している。このほか「わが街自慢」
や「アートなおのみち」など地域づくりを主眼に
おいた自主番組を制作し随時、放送する。
 来年7月、アナログ放送から地デジ放送に移行
し、放送と通信の垣根がなくなり、NTTや中国
電力が放送に参入、サバイバル戦争が激化してお
り、生き残りをはかるため尾道ケーブルテレビは
中国新聞および中国新聞の傘下の広島市のふれあ
いチャンネルと業務提携した。5月28日、株主総
会を開き、承認を得る。



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