2010年4月25日(日)
第67回「尾道みなと祭」開催
今治市長「世界のしまなみに」
 幼稚園児のええじゃんで始まる
住吉神社で、名誉市民平山角左衛門を偲ぶ。駅前ビルで生花展。
「てっぱん応援歌」を歌うアップルティー
駅前ステージ。幼稚園児ええじゃん踊り披露
海上保安庁海のパレード。ミス尾道認定式。郷土芸能祭。
 太陽が顔を出さず、風が冷たいなか、駅前ステ
ージでは午前11時から開会セレモニーがあり、今
年から協会会長に就任した平谷祐宏市長がみなと
祭の歴史に触れながら、「尾道をこれまで創って
こられた先人に心から感謝し、山なみ、町なみ、
島なみから成る尾道の発展を願い、祭りを楽しん
でほしい」とあいさつ。
 多くの保護者や市民が取り囲むなか、トップを
きって市立幼稚園19園の5歳児347人がええ
じゃん踊りを披露した。
 「ミス尾道」の交代式があり、前年のミスから
新しく決まった田中玲奈さん(22)と門田佳奈さ
ん(23)の2人にバトンタッチ。花束が贈られ、
平谷市長から認定書などが手渡された。
 田中さんは「一番好きなのは因島の景色。尾道
の顔として様々な表情を持つ尾道をPRしていき
たい」、門田さんは「尾道が好きで2年前に引っ
越してきた。夜の尾道水道に映るオレンジ色の街
灯を見ていると、ほっとする。2度とないチャン
スを生かし、PR活動を頑張りたい」と抱負を述
べた。
 正午過ぎからは尾道今治姉妹都市交流式典があ
り、菅良二・今治市長が「尾道は長い伝統を受け
継がれている。今治も港町で似たもの姉妹。しま
なみ海道の料金問題でも、手を結び国と県に要望
している。これからも交流をしっかり深め、一体
となってしまなみ海道を『世界のしまなみ』にし
ましょう」と呼びかけた。
 今治踊りや今治寿太鼓、ダンスバリ、愛媛県無
形民俗文化財の継ぎ獅子、尾道からは正調三下が
りや備後かわち太鼓、因島水軍陣太鼓などが披露
された。             [幾野伝]



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