2009年7月23日(木)
 夏の風物詩津部田住吉祭り
  夜空を染め練り歩く管弦祭
大勢の人で船を担ぐ
 津部田伝統保存会(半田清文会長)の「住吉祭
り」が19日夜開かれ、町内外から1500人の見物客
が訪れ、向島町を代表する祭りを楽しんだ。
 津部田コミュニテイ広場で亀森八幡神社、吉原
典孝宮司が管弦船の巡行の安全を祈願。半田会長
が挨拶、来賓の高山博州県議、楠智幸さん、半田
卓也大組長が祝辞を述べた。
 青森のねぶた祭りを彷彿させる「チャンギリ」
が演奏されるなか、大提灯、ほうづき提灯約100個
を取り付けた重さ200kgの管弦船を「わっしょ
い わっしょい」と掛け声勇ましく担ぎあげ、3
00m先の五烏(ごがらす)神社まで練り歩いた。
夜空を染めた管弦船の提灯が幻想的に揺らめいて
いた。
 男、女、子どもの3隻の管弦船を五烏神社に奉
納した。特設ステージで小中高大学生が練習を積
んできた鉦、太鼓、笛による「戻り太鼓」の熱気
みなぎる演奏が繰り広げられるなか、3隻の管弦
船が再び担ぎあげられ、勢いのつくまま走り、止
まっては左右に大きく揺さぶり、船上のほうづき
提灯が地面につくほど押し倒すと観衆から「きゃ
あー」という黄色い声と「危ない」とどよめきの
声が上がり、祭りは最高潮に達した。
 梅雨の一時の晴れ間に向島町の夏の風物詩を堪
能していた。



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