2009年4月19日(日)
 深みがあり独特の色感
  尾道水道を斬新な切り口で
尾道水道の絵
 西土堂町、画廊喫茶・孔雀荘で「奥元近子作品
展」が開かれている。30日まで。
 高田三徳さんに師事、絵のまち四季展では奨励
賞、秀作2回、入選を重ね、市美展で市長賞、労
美展で議長賞と地元画壇で活躍している奥元さん
の2回目の個展で油絵、水彩各10点づつ出品して
いる。
 尾道水道を斬新な切り口で描き、特に駅前の港
湾緑地帯から海岸線を伝って福本渡船を眺めた風
景=写真=は日頃見慣れた尾道水道を新鮮な感覚
で蘇えらせ、まるでヨーロッパの港まちを連想さ
せるような見事なタッチで描かれている。
 水彩で描かれた薔薇やアネモネ、毎など静物は
独特の色感で油絵を想わせる大胆な作品に仕上げ
ている。
 半抽象画の3組の「この大空」は水平線や山の
端に沈みゆく太陽や明けゆく大空に白く霞んだ満
月と幻想的な世界を表出している。

場所はこちらの「く」



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