2009年2月22日(日)
 優美な「御所人形」など
  古都尾道ならではの雛人形展
丸顔の雛人形
 中央商店街(藤井央理事長)は3月3日の雛祭
りにちなみ今年も陶器三阪商店東隣の空き店舗で
「おヒナ祭り」を開いている。3月4日まで。
 戦災を免れ古都、尾道ならではの季節の催しで
旧家や商店から借りてきた江戸時代の御所人形や
昭和初期の7段飾りなど展示され、雅な世界を演
出している。
 市内の旧家が所有している「御所人形」=写真=
は江戸時代中期、明和・安永年間から京都に続く
御雛京人形司、丸平大木人形店当主、大木平蔵に
よる作品。「御所人形」は宮廷や貴族に愛され、
様々なお祝いの贈り物として貴重がられていた。
 蒔絵が施された木彫りの男雛と女雛にお膳、雛
屏風の優雅な「御所人形」は明治初期、没落した
貴族が手放し、市中に出回り始め、尾道の旧家も
手にした。
 このほか三阪商店や中央商店街が所有する豪華
な7段飾り、中央商店街9軒の店が雛祭りにちな
み手作り雛人形、お香、お菓子など販売、毛氈を
引き、生姜湯とあられで接待している。

三阪商店は尾道郵便局斜め前



ニュース・メニューへ戻る