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2009年2月4日(水) 西國寺金堂で 春迎える恒例の節分会 鬼は外福は内 愛宕山に『福』求め歓声響く |
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立春の前日「節分」の3日、冷たい雨が降るな か、尾道市内の各寺や神社で一年間の無病息災を 願う節分会が営まれた。 国の重要文化財、金堂回廊からの福まきで知ら れる西久保町、真言宗西國寺(麻生章雄院家)の 恒例の星供節分会には、例年とかわらず多くの人 が詰めかけた。 三段護摩の祈祷法要が行われ、家内安全や商売 繁盛などを祈願。麻生住職が「厳しい社会状況だ が、人間にとって一番の強みである力と気を持っ て、一所懸命に前に進んで頂き、新しい春を元気 に迎えてほしい」とあいさつ。 正午前から呼び物の福まきがあり、総代会から 推挙された年男の元尾道市副市長の若住久吾・尾 道駅前開発社長(71)、尾道観光協会長の川崎育 造・クニヒロ社長(59)、山本伸・山本コーポレ ーション社長(47)ら福男夫妻9組が裃姿で金堂 正面、総代らが両サイドに並び、「鬼は外、福は 内」の掛け声に合わせて、用意していた豆や紅白 の餅を威勢良くまいた(=写真)。 豆袋や餅には副賞の大福5万円(1本)をはじ め中福10本、小福30本の当たりくじが忍ぱせてあ り、寺のアナウンスでこの時だけは傘を閉じた参 詣者は、我こそが初春の福を呼び込もうと手を伸 ばし、大きな歓声が愛宕山にこだましていた。 大福を引き当てたのは夫人とともに訪れていた 三原市の男性会社員(59)で、「5年連続で来て いるが福をもらったのは初めて。嬉しいです」と 話していた。 午後には東久保町、真言宗浄土寺(小林暢善住 職)でも恒例の節分会が開かれた。 [幾野伝] |