2009年1月11日(日)
 幅広い所蔵品を一堂に
  中村啄二「尾道水道の印象」など
展示の様子
 千光寺公園内の市立美術館で、新春の所蔵名品
展が開かれている。2月1日まで。観覧料は一般
300円、大学高校生200円、中学生以下は無
料。
 小林和作や森谷南人子、平松純平ら尾道出身と
ゆかりの作家から、フランス・ノルマンディー地
方の作家まで、幅広く収蔵してきたコレクション
群の中から選び抜かれた「珠玉の名品」78点をテ
ーマ別で紹介している。
 第1展示室の「ノルマンディーの風景」ではジ
ョルジュ・ルオーの「オアシス」(1950年頃)を
はじめジュール・デュプレの「ノルマンディーの
藁葺きの家」(1869年)、エマニュエル・ダモワ
の「セーヌの川船」(1884年)など11点。
 第2展示室の「花」は中川一政の「白椿」、楠
瓊州の「水仙」(1930年)など12点。第3展示室
「生き物」には早世した尾道の平松純平「エピ」、
清原啓一「紅庭に遊ぶ」(2004年)など13点。
 「小林和作の水彩画」のコーナーで鴎「安房峠」、
「室戸岬」など14点。「尾道の風景」の第5展示
室では森谷南人子「苗代田」(1930年)をはじめ
個人蔵で初披露された「若葉の頃」(1932年)=
写真=、2年後の「春浦」、中村啄二「尾道水道
の印象」(1978年)、中根寛「尾道眺望」(2004
年)など12点が展示されている。
 11日には午後2時からは、中学生以下を対象に
した恒例の「わいわいがやがやおしゃべり鑑賞会」、
25日午後2時からは同館学芸員による列品解説会
が開かれる。

展示の様子
瀬戸内望めるロビーに
 平山郁夫美術館の入賞作を

 市立美術館では所蔵名品展の期間中、尾道市美
術館ネットワークに加盟する尾道市瀬戸田町、平
山郁夫美術館が主催した第2回「絵画コンクール」
の受賞作を展示している。
 尾道水道と瀬戸内海が見渡せる全面ガラス張り
の2階ロビーに子供達による絵日記、風景、人物
部門のそれぞれ大賞、優秀賞33点が並べられてい
(=写真)。



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