2009年1月10日(土)
棋聖戦第三局を尾道で
尾道印刷工場稼働の読売新聞社の主催
囲碁の町秀策記念館を全国に
 来月4、5日。因島のナティーク城山で
ポスター
 尾道市制施行110周年の年に、読売新聞社の
尾道印刷工場が完成、稼働した"慶事"も重なり、
市技が囲碁の尾道で、七大タイトル戦で優勝賞金
が4200万円の最上位である第三十三期棋聖戦の第
三局が、2月4日(水)と5日(木)の2日間、
因島土生町のナティーク城山で行われ、大盤解説
会への参加は一般公募される。
 市では、今回の棋聖戦の招致について、本因坊
秀策囲碁記念館の開館記念事業と位置づけ、市技
である囲碁文化の継承・発展につとめ、地域文化
の創造と振興を図ることを目的に謳っている。
 棋聖戦の主催は読売新聞社と日本棋院、関西棋
院。棋聖戦は1976年の創設。新聞(社)の七大
タイトル戦では名人戦、本因坊戦より歴史は新し
いが、七番勝負(2日間の対局)は両戦に棋聖戦
の3つしかなく、優勝賞金が4200万円と最も高額
なタイトル戦になっている。
 「棋聖戦」の行事としては、対局前夜に対局者
を歓迎する意味もあって開かれる「前夜祭」と、
2日間にわたる「対局」。そして対局の模様を解
説(テレピ生中継も)する「大盤解説会」の3つ
に分けられる。会場はいずれもナティーク城山。
 前夜祭は、3日(火)午後6時半から。主催は
尾道市囲碁のまちづくり推進協議会(会長=加納
彰副市長)で、山下敬吾棋聖に挑戦者の依田紀基
九段の対局者に加え、NHKや読売新聞社の大盤
解説を担当する著名棋士、読売新聞社や両棋院の
代表らも出席し、それぞれが挨拶や抱負などを述
べる華やかな会になる。
 対局は翌4日(水)の午前9時から打掛(封じ
手)まで(夕刻)が第1日。3日目も5日(木)
午前9時からで終局まで。
 この対局の模様は、三大タイトル戦のみNHK
が衛星放送で生中継する。4日は午前9時から1
時間と、午後5時から6時までの合計2時間。5
日は午前9時からの1時間と、午後からは終局間
際の状況を午後4時から6時まで放送する。
 恒例では、開催地(市)のPRや開催場所の紹
介などを囲碁ファンに向け全国に発信する貴重な
放送であり、今回は「市技が囲碁のまち尾道」に、
碁聖本因坊秀策の囲碁記念館が誕生したことなど
″囲碁のまち尾道″を大いに宣伝してくれる期待
が大きい。
 NHKの大盤解説会は放送時間に合わせて行わ
れる。
 読売新聞社の大盤解説会は両日とも中継の合間
の午後2時〜3時ごろの予定で、会費2000円
で先着順50人になっている。1月26日(月)
必着で、詳しくは広報または市教委文化振興課ま
で。

尾道市役所(0848)25-7111



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