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2008年12月18日(木) 向島運航 応急修理はしたものの 年末年始運航再開は絶望的 桟橋の腐食が激しく付け替えに |
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9日夕方、尾道駅前と向島町富浜を結ぶ向島運 航の向島側桟橋が沈没し応急修理したものの、老 朽化が著しく代替えの浮桟橋を用立てる必要に迫 られ、利用者が望んでいた年末年始の再開は絶望 的となった。 沈没後、潜水作業員が海底に潜り原因を調査し たところ鋼鉄板が老朽化して腐食、桟橋内部に水 が溜まり、その重みで沈没した。桟橋は三層構造 で特に一番前の層の腐食が激しく、一旦修理した ものの再び沈没の恐れがあるため代替えの桟橋を 確保することに決めた。 16日午後、柏原健二社長が古浜町、尾道海事事 務所を訪れ、経過報告と今後の対応について協議 した。 向島運航としては中古物件を探すか安くて新し い桟橋を購入するか、調査研究し見定めたいとし ている。これまで浚渫工事をおこなっておらず、 場合によってはヘドロ対策も浮上してくるかも知 れない不安もあるという。 一方、フェリー航路が相次いで廃止され、桟橋 は有り余っており、その活用も挙げられる。 海事事務所に続いて市当局にも報告、今後の対 応について話合う。 しまなみフェリーの場合、沈没した桟橋の代替 えとして県桟橋を賃貸、設置費用1400万円は市が 負担した。 いずれの選択をするにせよ、年末年始の再開は 困難となった。もう一つの節目となる来年8月、 尾道中高校が尾道工業跡地に移転、授業を始める までに再開に漕ぎ着けることができるどうかも目 途が立っていない。 |