2008年12月13日(土)
 向島運航の桟橋が沈没
  運航休止、再開の目途立たず  
沈んだ桟橋
 尾道駅前と向島町富浜を結ぶ向島運航の向島側
の桟橋が9日夕方、沈没し運航を休止している。
 9日午後6時頃、向島側に接岸しようとしてい
た渡船の乗組員が沈みかけた桟橋を見つけ、すぐ
さま乗客を下船させ、ことなきをえた。昭和50年
に設置した鋼鉄製の長さ15m、幅7mの浮桟橋で
これまでの定期点検では異常はみつからなかった。
 桟橋内部がなんらかの理由で浸水し、もろくな
り破損したのではないかとみているが沈没の原因
が分からず、潜水作業員が原因を調査、運航再開
の目途は立っていない。
 桟橋の沈没は市役所横と向東町彦ノ上を結ぶ、
既に廃止された、しまなみフェリーが記憶に新し
い。
 向島運航は人と二輪車専用で1日91往復してい
る。来年8月には尾道中学高校が元尾道工業跡に
移転してくる。「1日も早く復旧し再開にこぎ着
けたい。その間、利用者のみなさんにご迷惑をか
け申し訳ありません」(向島運航)と早期再開に
向け全力を尽くすと語っていた。



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