2008年10月2日(木)
尾道で限定販売
 10枚綴り市街地や古寺テーマ
  3年半ぶりにオリジナル切手を
風景の切手シート
市に贈呈
 郵便局株式会社中国支社(広島市中区、福島司
支社長)が1日、尾道をテーマにしたオリジナル
フレームの切手シート「歴史と文化のまち尾道」
を市内限定で発売した。尾道オリジナルの切手シ
ートは、3年半ぶりとなる。    [幾野伝]

 郵便局中国支社では、「尾道には歴史があり、
多くの史跡や独特の文化と雰囲気を持ち、全国的
に知られている」ことから今回切手シートの制作
販売を企画。
 1シートが80円切手×10枚。浄土寺山山頂から
の眺望をはじめ、切手には千光寺山ロープウェイ
▽尾道ベッチャー祭り▽石畳小路▽尾道水道▽御
調串柿の里▽千光寺▽西國寺▽浄土寺▽向上寺▽
因島大橋のそれぞれ市観光課が提供した写真(コ
ンテスト入賞作品など)が付いている(=写真上)。
1200円で、400円分が印刷代などになるという。
12月末までの販売。
 尾道(土堂2丁目)、尾道久保(久保2丁目)、
尾道しまなみ(東御所町)、因島(土生町)、向
島、御調など市内全域の34郵便局(簡易局をのぞ
く)で、当初合わせて1000部を販売する予定だっ
たが、予約段階ですでに売り切れたため、さらに
1000部を追加印刷した。
 オリジナルフレーム切手シートは他に、先月か
ら福山や竹原、広島市民球場、石見銀山、山口萩
などでも企画販売し、いずれも売れ行きは好調、
福山版では増刷を重ねて4000部に達しているとい
う。
 尾道では御調、向島と合併した2005年春、尾道
観光協会が記念切手シート「新尾道十景」を企画
し市内郵便局などで販売、1000部を完売した実績
がある。ご当地切手は3年半ぶりとなる。
 中国支社備南地域アドバイザーの福島雅彦・神
辺中条郵便局長らが初日、市役所の平谷祐宏市長
を訪ね、切手シートを贈呈(=写真右)。福島局
長は「民営化からちょうど1年、切手が観光大使
となって全国、全世界に尾道をPRしてくれるは
ず」と語っていた。
 平谷市長は「観光客にとっても、尾道の良い土
産物になると思う」と礼を述べていた。



ニュース・メニューへ戻る