2008年7月25日(金) 多彩なイベント 8月、因島は水軍まつりムードに包まれる 島、火、海の3部構成 出陣式、跳楽舞、小早レースなど |
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南北朝から室町、戦国時代にかけて因島を拠点 に活躍した村上水軍を顕彰する「因島水軍まつり」 が8月、3部構成でイベントが繰り広げられ、島 は祭りムードー色に染め上げられる。 水軍の歴史を学び、伝承しようと始められた 「因島水軍祭り」は「島まつり」、「火まつり」、 「海まつり」の3部構成でおこなわれる。 「島まつり」は2日午後、中庄町、因島水軍城 の山門から鎧をまとった住民がほら貝や太鼓の音 色に合わせて練り歩く武者行列で幕開け、水軍城 ふもとの広場で先人感謝祭を挙げる。夕方から場 所を土生港周辺に移しパレードや水軍伝統の跳楽 舞を踊り、水軍陣太鼓を披露する。 続いて30日、「火まつり」が実施され、夕方、 大浜町、しまなみビーチで水軍武者が入陣、因島 村上水軍陣太鼓やしまなみ海道太鼓衆「海響」の 和太鼓の演奏、岡山城鉄砲隊の演武、村上水軍ゆ かりの跳楽舞を踊る。ハイライトの武者ステージ では鎧、兜姿の水軍武者に扮した市民が手にした、 たいまつを練り廻し、掛け声とともに立ち上がる と炎が夜空を焦がし、祭りは最高潮に達する。夜 は3000発の花火を打ち上げる。 フィナーレの「海まつり」は翌31日、しまなみ ビーチで開かれ、村上水軍時代に伝令船と活躍し た木造船「小早(こはや)」による競争レースが おこなわれる。一般34チーム、レディース7チー ム、子ども5チームの計46チームが出場。因島大 橋を望む1005m(子ども950m)のコースで先 陣争いを繰り広げる。漕ぎ手14人と船頭が乗る小 早は太鼓を打ち鳴らし、幟をはためかせながら出 走する。 このほか、30日午前と午後の2回、護衛艦「い なずま」の体験航海や同日、ユニバーサル造船所、 家老渡ハウス周辺で「海軍カレー」体験喫食が開 かれる。 詳しい問い合わせ先は因島総合支所産業経済課 (電話0845-26-6212)まで。 「写真上は昨年の出陣式と下は小早レース」 |