2008年4月27日(日)
尾道みなと祭
 踊る熱気に高まる気分
  海岸通りで「ええじゃん」競演を
踊る子供たち
ミス尾道の2人
 尾道三大祭りのひとつ、第65回尾道みなと祭が
26日、旧市街地をエリアに開幕した。曇り空で風
があり肌寒かったが、市内外から多くの人出があ
り、繰り広げられる各種のイベントを楽しんでい
た。2日目の27日も雨の心配はない予報で、さら
に盛り上がりを見せそう。
                 [幾野伝]

 午前9時半、石川悟港祭協会長や平谷祐宏市長、
三谷誠一港祭協会常任委員長ら役員が、尾道港の
基礎を築いた市名誉市民の平山角左衛門(1745年
没)の菩提寺である東久保町、浄土寺の参拝から
スター卜した。平山家の子孫も参列し、氏の偉業
を改めて偲び讃える法要を営み、続いて土堂2丁
目、住吉神社での祭典で行事の無事成就と盛り上
がりを祈願した。
 11時から駅前港湾緑地帯のステージで開会セレ
モニーがあり、市内20幼稚園の5歳児420人が
「ええじゃんSANSA・がり」を元気よく踊っ
てみせた(=写真右)。
 2008年ミス尾道の認定式では、魚谷香緒里さん
と神原さやかさんの2人(=写真下)が紹介され
昨年度のミスからバトンタッチ、それぞれ意気込
みと抱負を語った。式典アトラクションで藤姿会
と藤間紫壽衛社中、尾道商業高校の生徒が正調三
下りを踊り、尾道高校ラグビー部員が集団演舞を
披露した。
 第7回「ええじゃんSANSA・がり」踊りコ
ンテストは、一般・グランプリ部門に企業や学校、
団体などでつくる62グループ、約3000人が出場。
尾道渡船前から土堂海岸通りを駅前ステージまで
の約500m区画で、それぞれポップ調の曲に乗
せてオリジナルの衣装や創作の振り付けを、元気
な掛け声とともにアピール、重ねてきた練習の成
果を発揮していた。
 しまなみ交流館では春の吹奏楽祭、エリア周辺
では飲食の屋台コーナー、スローフードフェア、
茶席、フリーマーケットなども繰り広げられ、弓
削商船高専や尾道海上保安部、尾道海技学院によ
る体験航海などもあった。
 「きれいな祭りにしよう」と今年初めて取り組
むゴミ・ボランティアも5つのステーションで呼
びかけや分別活動に追われていた。
 2日目の27日は、踊りコンテストの幼児・小学
校・中学校部門がある。55グループの約3500人が
同じく海岸通りのコースで踊る。本通り商店街で
はミス尾道をはじめ18団体の踊りや鼓笛などのパ
レード、夕方からはおのみち音楽祭が開かれる。



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