2008年4月25日(金)
尾道大学美術学科
白樺美術館を活用し研究創作活動の発表の場に
 オープン企画「買上作品展」開く
  卒業、修了制作の優秀作品を展示
ナツしたく
水の音
 尾道大学美術学科は今年度から尾道白樺美術館
を教育研究の成果発表および実践の場として活用
していくプロジェクトを立ち上げた。オープニン
グ企画展として26日から大学が所蔵する「買上作
品展」を開く。
 昨年、閉館した尾道白樺美術館の利活用を任さ
れていた尾道大学は美術学科の附属美術館として
位置づけ、今年度から美術学科が展開している様
々なジャンルの表現活動を展覧会やワークショッ
プ、レクチャーなど広く一般市民に紹介していく。
 美術学科教育・研究プロジェクトのオープニン
グ企画展として26日から6月1日まで卒業・修了
制作「買上作品展05−07」を開催する。
 美術学科は05年に初めて卒業生を出し、07年は
第1回の大学院修了展をおこなった。学生にとっ
て卒業、修了制作はひとつの大きな節目で意欲的
に制作された作品には大きなエネルギーが感じら
れ、その時々の学生の状況が反映されている。卒
業・修了制作で優秀な作品を日本画、洋画、デザ
インの各コースで毎年買い上げ、大学に収蔵して
きた。
 買い上げ作品は大学の歩みを形作っていくとと
もに美術を学ぶ後進の学生の参考資料にもなって
いる。今回の展覧会では日本画、油彩画、ドロー
イング、グラフィック、演劇など多様な媒体で制
作された16点が展示される。
 「買上作品展」に続いて6月14日から学生作品
の「素描」、7月26日から大学のカリキュラムの
なかで制作された「授業作品展」が開かれる。さ
らに昨年夏、千光寺斜面でおこなわれたエアおの
みちの報告展、尾道大学講師で写真家、村上宏治
氏の写真展、今年秋開催される「尾道活性化企画」
の展示、大学院生修了展などが予定されている。
またワークショップ、作品のレクチャーなど多彩
な催しを展開していく。
 「このプロジェクトでは様々な切り口、アング
ルから美術をとらえ、学生や教員の作品を展示、
一般公開していく。学生にとっては作品の発表の
場を持つことで創作活動の刺激を受け、活性化が
はかれる。白樺美術館が生まれ変わります。是非、
足を運び学生と交流してみてみださい」(美術学
科、小野環講師)と呼びかけていた。
 「買上作品展」のリストは次の通り。
 「夏の葡萄」山田祐子▽「法隆寺金堂旧壁画第
十一号壁(部分)晋賢菩薩像模写」山梨千果子▽
「ナツしたく」=写真上=、山梨千果子▽「《F
orest・Meal・Park》」酒井龍一▽
「《Gulag・Family・Window》」
酒井龍一▽「水の音」=写真下=中次麻子▽「P
ainting」中島健▽「drawing」中
島健▽「drawing(本)」中島健▽「gr
een」中園沙由美▽「いるか如何か」2組、塩
出麻美▽「Motion typography」
黒瀬裕子▽「わ」中井清恵▽「根無しの森のコレ
クティオンヌ〜The Collection 
of Rootless Forest」神庭麻
由子▽「遙かなる精進」野崎千尋。

場所はこちらの「お」



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