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2008年4月20日(日) 親しんで欲しいと高校生以下無料に 来月10日浄土寺で尾道薪能 |
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17年目となる「尾道薪能」が来月10日(土曜日) の夜、東久保町の真言宗浄土寺の阿弥陀堂(国重 要文化財)で開かれる。 若葉が映える時節の恒例行事となり、今年は市 制施行百十周年記念として企画。主催は尾道足利 氏ゆかりの会(村上隆会長)と尾道薪能実行委員 会(堀田克介委員長)。 午後6時開演で、能への誘いとして観世流準職 分の吉田潔司さん(重要無形文化財能楽保持者) が室町時代から続く古典劇の能について解説する。 狂言「因幡堂」を茂山千之丞、茂山千三郎さんが 披露する。 篝火への火入れ式に続いて、謡を交えて能の見 せ場だけを舞う仕舞「羽衣」(吉田潔司さん)と 「鞍馬天狗」(井上裕久さん)、最後にメイン舞 台の能「巻絹」をシテ方観世流の吉田篤史さんが 演じる。 絹の反物「巻絹」を納めるため熊野に向かう男 が、途中音無の天神に詣るなどで約束に遅れて到 着。勅使はそれを責めて縛るが、音無の天神が神 子に乗り移って現れ、縄を解き、神楽をもの狂お しく舞って、やがて神霊は離れて神子は本性に戻 るという物語。 大人前売り3000円(当日券3500円)、大学生 1000円。「若い人にもっと日本の伝統文化に触れ てもらいたい」と今年から高校生以下を無料にし た。問い合わせは堀田実行委員長へ。 |