2008年3月16日(日)
港町結ぶ
海上から見慣れない風景楽し
  11月まで鞆の浦へ毎週末と祝日運航を
海を行く高速船
◎..冬季を休んで春から秋の間、週末と祝日だけ
運航している尾道−鞆の浦の定期航路が15日から
再開した(=写真)。
◎..高速船が尾道駅前桟橋と鞆港を52分で結ぶク
ルージング。11月24日までの約8ヶ月間、毎週土・
日曜日と祝日にそれぞれ3往復する。大人片道150
0円、小児750円。
◎..尾道水道から松永湾を抜け、常石、内海大橋、
阿伏兎観音を眺めながら鞆の浦ヘアプローチする
が、海上からは普段の陸上からは見慣れない景色
を楽しむことが出来る。
◎..今回、尾道市議会の委員会でも初めて質問が
出るなど、福山市と県による「埋立て架橋計画」
の行方が気になる鞆の浦。間もなく県は国に埋立
ての認可申請をすると伝えられているが、住民に
よる免許差止め訴訟(その後想定される免許取消
し訴訟)はもちろん、秋の福山市長選、さらに衆
議院選の結果とも密接に絡んでくることになる。
◎..鉄道や車社会から取り残されたことで現在、
『一周遅れのトップランナー』になっている鞆の
浦だからこそ、この際同じ港町だった尾道から船
で訪ねてみるのも良いかも知れない。狂った日本
の行政ゆえに、「これで見納めになるー」ことも
なくはないのであり、今鞆の浦に必要なのは『隣
人』からの心ある『声援』であるような気がする。
                  [幾野伝]



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