2008年1月30日(水)
千光寺山へ視界広がる
 景観的な改善も
  西國寺参道口の歩道橋撤去され
国道2号線から千光寺山を望む
◎..西久保町、西國寺参道入口と久保2丁目、久
保郵便局前の国道2号線を渡していた歩道橋がこ
のほど撤去された。
◎..歩道橋(高さ4・7m、長さ14・5m)は19
66年に国が設置、その6年後に尾道バイパスが開
通したのにあわせて県が管理委託していた。
◎..建設して41年が経過し老朽化が著しく、2000
年に信号機と横断歩道が整備されたことで、利用
する人も1日平均50人ほど、国道に沿った上下線
の歩道幅がここで狭くなっていたことなどから撤
去されたもの。
◎..尾道を訪れる観光客などが東方面から車で旧
市街地に入ってくると、尾道のシンボルである千
光寺山と朱色の千光寺本堂、天寧寺三重塔などが
初めて見えてくる場所とあって、当然電柱や電線
は未だあるものの、視界を大きく遮っていた歩道
橋が無くなったことで景観的にも改善された。
◎..2003年3月にこの西側の長江口、その翌年2
月には東側の防地口の歩道橋が同じような理由か
ら撤去されており、景観重点地区では今回で3ケ
所目になった。
◎..市都市デザイン課では「歩道橋が撤去された
ことで、結果的に歩道が広がり、西國寺側から国
道に出る場合の安全確認がし易くなった。都市景
観的には構造物が無くなったことで、広々感が出
たのでは」と話している(=写真上が撤去後、下
は撤去前)。            [幾野伝]



ニュース・メニューへ戻る