2008年1月6日(日)
市立美術館
「ミッフィーと愉快な仲間たち」も
 新春の吉祥や春の風物
  尾道ゆかり生誕100年を迎えた物故作家
小林和作像
田園風景
 西土堂町、尾道市立美術館は「新春を寿(ことほ
ぐ)」と題して、「新春の吉祥」、「春の風物」を
イメージする江戸から昭和までの画家達や生誕
100年を迎えた物故作家4人を特集、ディック・
プルーナーの人気シリーズ「ミッフィーと愉快な仲
間たち」と新春に相応しい多彩な企画で来館者を楽
しませている。
 新春を飾る吉祥、春の風物は平田玉蘊の「七福神
図」をはじめ福原五岳の「恵比須図」、森谷南人子
の「桃花処々〈山波〉」=写真下=、楠瓊州の「紅
梅と八重椿」など晴れやかな所蔵名品を展示、人の
目を楽しませている。
 生誕100年を尾道ゆかりの物故作家、戸塚孝三
郎、溝上豊太郎、西原務、高卯良蔵の4人を特集し
ている。
 日展審査員で日展で特選に輝いた戸塚孝三郎は浦
崎の自宅で飼っていた「ほろほろ鳥」やヨーロッパ
を旅行して描いた「パリの街角」など展示。池田勇
人、鳩山一郎など肖像画家として名声を高めた溝上
豊太郎は小林和作翁を描いた「K先生の肖像」=写
真上=を。
 戦後、備後地方の写真界を牽引した高卯良蔵は
「朧月の尾道」、「鳴滝山展望」など尾道風景、日
本水彩画展で奨励賞を受賞、日本各地を訪れ風景両
を描いた西原務は「雪の長崎港」、「室戸岬」が並
べられている。
 子どもから大人まで人気のある「ミッフィーと愉
快な仲間たち」は「ポピーさんのにわしごと」など
お馴染みの絵が展示され、特に子ども達に人気があ
る。
 また尾道市小中学校芸術祭図画・書コンクールの
大賞作品、第1回平山郁夫美術館絵画コンクール入
賞作品も展示されている。
 さらに所蔵品のルオーの「オアシス」、小林和作
の「白馬山下の春」、中村琢二の「尾道水道の印象」
など並べられている。
 12日午前9時からと午後3時からの2回、「凧づ
くり教室」を開く。講師は竹井淳さん。対象は中学
生以下で参加費は材料費込みで200円。定員は20
人で事前の申し込みが必要。詳しくは同館(電話08
48・23・2281)まで。
 2月23日まで聞かれている。月曜日が休館。

「新春を寿ぐ」は2月3日まで

詳しくは、期間中公式ページ



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