2006年12月14日(木)
橋と船の共存共生が近い将来の課題に
 しまなみフェリー尾道側の桟橋設置
  20日第一便から運航再開に向け
復活した桟橋
 市役所隣の十四日元町と向東町彦ノ上を結ぶ
「しまなみフェリー」の尾道側に桟橋=写真=が
設置された。既報の通り20日から運航が再開され
る。
 8月29日に突然、老朽化した尾道側の鉄製浮き
桟橋が水没。当初、復旧の目途が立ってなく「し
まなみフェリー」を利用していた乗客をやきもき
させていたが行政が救済に乗り出し、三原市和田
沖に停泊していた県所有の遊休の桟橋を借りるこ
とになった。
 11日から大型クレーン船で桟橋を設置、14日か
らは桟橋がフェリーの高さと合致するように喫水
調整がおこなわれ、20日の第1便から運航が再開
される。
 桟橋設置工事費1400万円は行政が負担。県から
借り受けた桟橋の使用料はしまなみフェリーが月
々30万円を支払うが大きな負担となってくる。借
り受けた県営桟橋は1億5000万円で建造、しっか
りとした構造で長期にわたり使用できる。
 しまなみフェリーは通勤、通学、買い物、病院
通いと1日、1000人以上の利用客がある。お年寄
りや学生など交通弱者は運航再開を待ち望んでい
た。
 尾道名物の港内渡船は東から桑田渡船、しまな
みフェリー、尾道渡船、向島運航、福本渡船と5
航路で有井渡船、浄土寺下渡船は姿を消した。
 尾道大橋無料化が4年半後に控えているが橋と
船の共存共生をどう築くか、早晩、政治政策課題
となってくる。

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