2006年11月28日(火)
「変わります!」
12月15日から「Xマス・ビッグセール」を
 商店街「誓文払い」をやめる
  多彩なイベント、100円コーナーも
ポスター
 長い間、商店街の年末の恒例のイベントになっ
ていた「誓文払い」が今年の師走から姿を消し、
12月15日(金)から24日(日)まで「Xm
asビッグセール」2006に生まれ変わる。景
品も甘辛から一等がラスベガス6日間の旅、32V
薄型液晶テレビ(10台)など消費者にとっては
「エーッ、あの商店街が・・・」とイメージを一
新することになった。
 商店街では高原九年会長が就任後、誓文払いの
改革を志向。「ゼロベースでの抜本的な改革」を
テーマに今秋9月6日にリニューアル委員会を立
ち上げ、委員会、各単組の役員会、女性部での意
見収集を経て「誓文払い」の廃止の決定に至った。
 この背景には、消費者の嗜好の変化、購買形態
の多様化、消費の広域化、郊外化などに対応し切
れなかった永年の歴史と、10年前にはまだ316
店(最盛期には400店舗以上)あった参加店
(連合会加盟店員)が、今年は206店にまで減
少し、10年間で3分の2になったことが大きい。従
って、誓文払いの規模も年々縮小され、消費者だ
けでなく各店主からも「より良いイベントの開催
を」という切実なる必要性が生じたことがある。
 開催時期を15日からしたことについて、女性
部の木織雅子部会長は「年金なども大いに考慮し
ました」と、女性の意見がこの誓文払い廃止に採
用されたことを強調していた。
 2000円買い上げごとに1枚の応募券があり、
店でこれに記入して応募箱に入れ、抽選。第1回
目の抽選は中間のイベント開催中に行い、ここで
液晶テレビ5台がまず当たる。終了後、2回目の
抽選会で残り5台とラスベガス・ペア旅行券に、
はずれた人の再抽選で1万円のJCBギフト券が
10人に当たることになっている。
 その他、各商店街ではそれぞれ趣向を凝らした
クリスマス装飾を行う。一番街が1.8mのクリ
スマスツリーを8基。中商店街は会議所記念館広
場に飾りを。センター街と中央街はクリスマスバ
ナー。尾道通りはアーケードの上に空中美術館な
ど。久保本町も電飾を拡大するという。
 また、初めての消費者に入ってもらいやすくす
るため、可能な限り多くの店が店内に「100円
コーナー」を設置する。最低でも約半分の100
店を目標にして参加を募っている。
 期間中、各商店街ごとに別に楽しいイベントを
企画している。一番街が「サンタにお願い」、中
商店街が「ケーキとワインフェア」、センター街
が「チャリティ、謝恩もってけ市」、中央街が
「ねぎってなんぼ」、尾道通りが「ザ・海鮮市場」
など。
 折り込みチラシも今回から、御調から瀬戸田ま
での全市内に折り込むことにしている。
 さらに、各店舗ごとにダイレクトメール各100
枚を顧客に発送しPRに努めることにしている。
 商店街に「女性部」が生まれ、ようやく買い物
客(主に女性と若者)本位の取り組みが始まった
といえる。



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