2006年11月26日(日)
尾道学フィールドワーク
 摩訶不思議な山寺をゆく
見学するメンバー
 尾道学研究会(天野安治会長)による初のフィ
ールドワーク例会が23日に開かれ、確実的に降る
はずだった恵みの雨も帰り際まで何とか持ち、総
勢約40名の参加者一行が摩詞不思議に誘われて、
原田町梶山田の摩訶衍(まかえん)寺への散策を
楽しんだ。
 山麓木梨の光林寺本堂での箱田住職の講話と、
地元の佐藤義人さんによる散策案内によって始ま
りが告げられた後、約3kmの山道を登って摩訶衍
寺を目指した。
 道中のスポット「太鼓岩」(ポンポン岩に同じ
く叩くと音がする)では、音を発するのは岩の上
部だけかと思いきや、下側も一部で音を発するの
を参加者の一人が発見したほか、実際に岩の上迄
よじ登って確かめる若い参加者の姿もあった。
 曇り空で四国山脈迄の眺望は叶わなかったが、
市街地の山では味わう事の出来ないパノラマを一
堂堪能していた。
 午後から摩訶衍寺本堂で珍しい寺名の由来と寺
の歴史を村上住職が軽妙に解説、質疑応答では熱
心な質問が飛び交った。その中で、当地に伝わる
七不思議が現在では分からなくなってしまった様
だが、真夜中にかかる虹(百年に一度という)や
謎めく巨岩などもこの内に含まれるでしょうとの
事だった。この後、その七不思議に含まれるであ
ろう境内周辺の巨岩や白蛇の棲むヤマモモの木な
どを散策して下山した。
 今回の例会には、幼稚園と小学生の吉原姉妹か
ら80歳代の大先輩方迄、実に幅広い年齢層の参加
があり、長い行列のアチコチで交流の花が咲いて
いた。
 また尾道学で外へ出掛けて行く企画をという声
が参加者から寄せられ、こういう機会がないと普
段行く事がない様なスポットヘのフィールドワー
クを、今後も例会企画の中へ採り入れて行きたい
と事務局では話している。

場所はこちらの「ま」



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