2006年11月5日(日)
観光客と市民 連休初日で賑わう
 200年の伝統「ベッチャー祭り」
般若の面を怖がる子供
 尾道の奇祭として江戸時代後期から200年の
歴史がある東土堂町、一宮(吉備津彦)神社の大
祭、市民俗文化財の「尾道ベッチャー祭り」が文
化の日の3日、旧市街地で繰り広げられた。3連
休初日の晴天とあって、町は多くの観光客と市民
で賑わった。
 大祭の式典が行われた前日夜には、境内でベッ
チャー太鼓が勇壮に奉納され、その勢いを持って
当日は午前8時、神社のお膝元の本通りセンター
街で氏子衆が元気な気勢をあげて出発。
 神輿を先導に、獅子と般若面のソバ、天狗面の
ショーキー、武悪面のべ夕の三鬼神が、祝い棒や
ささら棒を手に、西は三軒家町から東は尾崎町ま
で練り歩いた。棒で突かれると病気に掛からない
という言い伝えがあり、泣きじゃくる乳幼児を差
し出す親子連れの姿が多く見られた(=写真)。
そぱで囃し立てる子供達を全力で追い掛けるなど、
終日太鼓や鐘の音、歓声が響いていた。
                 [幾野伝]



ニュース・メニューへ戻る