2006年10月3日(火)
 イトさん、お帰りなさい・・・
  麻生イト尾道里帰り展開幕
展示の様子
(既報)尾道と因島を繋ぐ男装の女傑・麻生イト
尾道里帰り記念事業の核となる記念展尾道版「麻
生イト、故郷尾道へ帰る」が、本通りの街かど文
化館(三井住友銀行東隣)で30日開幕した(8日
まで午前10時〜午後5時・5日の木曜は休館・無
料)。
 ゆかりの遺品や写真パネルを中心に、女親分と
しての活躍の背景にある「造船の島・因島」、尾
崎行雄、望月圭介といった著名人との親交を伝え
る「女傑交遊録」、生名島の三秀園と晩年の信仰
生活を偲ぶ「母なる観音信仰へ」といったテーマ
に分けて展示されている(写真)。
 とりわけ来館者の目を惹いているのは、会場中
央に御神体の如く鎮座ますイト着用の見事な羽織
(裏地が凝っている)、そしてその前に置かれた
愛用の杖で、えにも言われぬ威厳を放っている。
 尾道版には「セピア色の尾道へ」と題して、イ
トさんが活躍した明治後半入口近くのバンコ・コ
ーナーでは、『悪名』や『因島人物伝』などの関
連書籍が並び、自由に手にとって読む事が出来る。
 また会場では、イトさんに関する情報・資料、
加えて当時の尾道の古写真・絵葉書の持ち寄りを
呼びかけている。
 本日3日(火)午後6時半からは、商議所記念
館議場にて麻生イトをテーマにした尾道学研究会
の例会が開かれ、因島の三阪達也さんがイトを語
る他、顕彰映像作品の映写も併せて行われる。
 こちらは定員55名の為、お早めに来場をとの事
(先着順)。



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