2006年10月3日(火)
駅前は毎週土曜
 賑やかな『時代』想像し
  寺や路地にぼんぼり3万個灯る
並ぶ灯り 浄土寺境内に並べる

子供たちも参加
 「龍の國・尾道」をテーマに、2006「灯り
まつり」が30日、旧市街地で繰り広げられた。約
3万個のぼんぽりにろうそくが灯され、尾道の夜
を彩った。            [幾野伝]

 まつりは旧市街地に点在する15ケ寺をはじめ、
尾道駅前の緑地帯、久保新開、向島兼古などで行
われた。市内の全小中学校55校の児童と生徒が将
来の夢や希望を絵、文字で表し、PTAや尾道大
学の学生、町内会などもボランティア協力、用意
した円筒形の紙ぼんぼりがライオンズクラプ、本
通り商店街などの各団体の応援もあって、各寺の
参道や境内、路地、広場などに設置された(=写
真左)。
 まつりのオープニングセレモニーでは、因島土
生中学校の生徒による和太鼓演奏があり、川崎育
造実行委員長が「かつての尾道では北前船などの
往来で海の交通拠点として町には常夜灯、寺社に
はかがり火が灯されていた。そういった時代を呼
び起こそうと始まり、3年目になった。尾道の秋
はイベントで魅力がいっぱい」とあいさつ。
 来賓の三島裕三・広島県商工労働部長が「参加
した子供達にとっても、いい思い出なる。外部の
者から見て、尾道はなぜか懐かしく、潮の香りや
坂道、路地裏、お寺など遠い昔の情景でもあり、
これを誇りに大切にしてほしい」と話した。児童
生徒、亀田市長らがぼんぽりに点灯した(=写真
下)。
 多くの家族連れやグループでそぞろ歩きする人
が多く、若い女性の浴衣や和服姿も見られた。
 灯りまつりは尾道駅前エリアで7、14、21日に
も行われ、最終の28日は初日と同様、旧市街地全
体で繰り広げられる。参加している寺のうち11ケ
寺ではそれぞれ寺宝展も開かれている。



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