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2006年10月1日(日) 交配種は登録 向島で誕生した新品種を披露 色とりどり2000鉢を展示 洋らんセンター秋の胡蝶らん展ひらく |
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向島町、向島洋らんセンターで10月28日から11 月5日まで「秋の胡蝶らん展」が開かれる。会場 に2000点を越す大小さまざまなコチョウラン を飾り、向島で生まれイギリスの王立園芸協会に 登録した新品種も展示する。 向島町の洋らん農家は高齢化が進み、労力がか かる県北の高野町でおこなっていたシンビジュー ムの山あげを今年から中止、代わりにコチョウラ ンの生産が増え、コチョウランにスポットをあて た初めての展覧会を開く。 コチョウランの原種は東南アジアを中心に約50 種類あるといわれ、洋らんセンターでは高橋知佐 子技師がバイオ技術を駆使し珍しい原種をかけ合 わせ新品種を開発している。第1号がほんのり甘 いレモンの香りがする「ムカイシマ・ムーン」で 4年前、イギリスの王立園芸協会に品種登録した。 続いて今年、原種のアスビリスとファスシアタ を交配、黄色い花びらに薄い赤の斑点模様の新品 種を開発した=写真=。春開いた特別らん展で一 般から名前を募集、220点と沢山の応募があり、 高見小学校の3年生から6年生101人が審査し て名前を決め王立園芸協会に申請、登録された。 交配種と名前は胡蝶らん展で発表、命名者にコ チョウランをプレゼントする。またコチョウラン クイズラリーもおこなわれ、正解者の中から抽選 でコチョウランを贈呈する。 展示棟には珍しい原種や大小さまさざまなコチ ョウラン2000鉢以上が並べられ壮観。品種の 紹介や誕生から成長の様子、交配の物語などパネ ルにして紹介する。「華麗な花や小さくて可愛い 花と色とりどりのコチョウランが楽しめます」 (林原透・洋らんセンター所長)とPRしていた。 入場料は市民は無料。市外者は大人400円、 小中学生200円。 |