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2006年9月22日(金) 小森さん一家 「巴里日記」などブランドコーヒー発売 芙美子の未発表原稿譲り受け 新宿の記念館で福江さんと交流 |
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脱サラし一番街、うず潮小路近くの林芙美子ゆ かりの喫茶「芙美子」を再オープンした小森敏博 さん一家が東京新宿区中井に住む芙美子の姪、林 福江さんを訪ね交流した。福江さんから歓待を受 け芙美子の未発表の自筆原稿を譲り受け感激、店 内に飾っている。福江さんも折りをみて尾道を訪 れるという。 脱サラし3月に「女流作家林芙美子旧宅のある 喫茶店」を再開した小森さんは「芙美子ブランド」 として芙美子がパリで愛した色が濃く苦いプラッ クコーヒーの「巴里日記」、さっぱり味の「放浪 記」、味が濃い「風琴と魚の町」を売り出した。 芙美子に関わる商品を取り扱うということで福江 さんに報告がてら表敬訪問するため上京した。 今月13日、森光子のロングラン公演の「放浪記」 を観劇した翌日、新宿の林芙美子記念館で福江さ んと会い、コチョウランと芙美子ブランドのコー ヒー3点セットをプレゼントした。敏博さん、妻 のマリ子さん、長女の奈々子さんの3人と福江さ んの話しは弾み、自宅に招かれ、晩餐をともにし た。 すっかり気に入られた小森さん一家に芙美子の 未発表の自筆原稿5枚が贈られた。未完成の小説 の一部で題名もまだ付けられていないていなかっ たが芙美子独特の筆跡が窺われ、小森さんは「大 事にして、店内に飾らせていただきます」とお礼 を述べた。福江さんは「近いうちに尾道に行きま す」と再会を約束した。 小森さんは「これからも林家と交流し芙美子ブ ランドの店としてアピールしていきたい」と話し ていた。 芙美子にちなみ「林ライス」、芙美子がパリで 好んで食べていた赤い薫製の卵を添えた「巴里の 朝」とメニューにも凝っている。 [写真上は林芙美子記念館で左から福江さん、 敏博さん、奈々子さん、マリ子さん。 |