2006年9月9日(土)
市立美術館
 『旅』テーマに所蔵品展
  10日午後好評「子供わいわい講座」を
展示の様子
 尾道市立美術館で、所蔵・寄託の名品を紹介す
る企画展「旅人気分 美術館で途中下車」が開か
れている。今月24日までで、10日(日)には市内の
小中学生を対象にした子ども美術講座「わいわい
がやがやおしゃべりギャラリートーク」、最終日
には学芸員による作品解説が行われる。
 同美術館では年に2回、所蔵・寄託品をこれま
での常設展示にかえて、テーマを設けて企画展の
形で披露、今回は旅をテーマに展示室ごとに油彩
画や水彩画、版画、スケッチ、写真、掛け軸、屏
風など77点を並べた。
 ジョルジュ・ルオーの油彩画「オアシス」、ポ
ール・カップドヴィルの写真「小海老の水揚げ」
(1930年)、片山公一のヨーロッパ・スケッ
チ「ニース風景」「ヴェネツィアリアルト橋」、
平松純平の水彩画「糸崎駅構内」、鏑木清方「蟹
と童」、浅野竹二の木版画「尾道」「音戸の瀬戸」
「因島」など旅情をかき立てる作品が多い(=写
真)。
 尾道みなとライオンズクラブの協力による「ミ
ッフィーとなかまたち」も併せて第3室で行われ
ている。
 ただ所蔵品を展示するだけでなく、子ども達に
美術作品に接して親しんでもらおうと企画した子
ども美術講座は、前回の特別展で好評だったこと
から継続。10日午後2時〜3時までの1時間限定
で、作品を囲み自由にしやべりながら、クイズの
答えを探そうという内容。美術館職員がガイド役
をつとめ、質問などに答える。参加は自由。
 大人300円、大高校生200円、中学生以下
は無料。
                 [幾野伝]

場所はこちらの「お」



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