2006年7月22日(土)
リンダ・オオハマさん
 カナダの映画監督製作
  ルーツの尾道で短編ムービーを
駅前海岸から海を狙う
 カナダの映画監督リンダ・オオハマさんが現在、
自らのルーツである尾道を舞台に作品を製作して
いる。
 リンダさんは祖母の古里尾道などを舞台にした
ドキュメンタリー映画『おばあちゃんのガーデン』
を製作、2002年に日本各地で自主上映、以来
毎年夏に休暇を兼ねて尾道を訪れており、今回は
三女のケリトリンさんと19日に到着し、30日まで
滞在する予定。
 当初は次の自作品の脚本を尾道で執筆し、一部
撮影する予定だったが、28日に正式発足する尾道
市しまなみネクスト観光協議会が進めようとして
いる「まちめぐりナビプロジェクト」の構想話が
持ち掛けられ、急遽尾道の旧市街地の情景をテー
マにしたショートムービーを作ることになったも
の。
 『おばあちゃんのガーデン』以降、リンダさん
の日本での活動を支援している大谷治さんが今回
もロケーション・アシスタントで参加し、おのみ
ちフィルムコミッションが協力、カメラマンの長
尾光徳さんが小型ハイビジョンカメラで撮影して
いる(=写真)。いずれもボランティア。
 「まちめぐりナビプロジェクト」は、国土交通
省が訪日外国人の倍増を掲げて展開する「ビジッ
ト・ジャパン・キャンペーン」の公募プロジェク
トに、尾道しまなみネクスト観光協議会が応募し
選ぱれた計画。旅人の目や地元の暮らしの目線で
動画を製作し、インターネットやケープルテレビ
などで地域の情報を発信するもので、半年かけて
素材を集めようとしていたタイミングだった。
 千光寺公園や路地、海岸線、尾道水道からの眺
めなど、雨にちなんで「赤い傘」を擬人化したス
トーリー(約20分)で撮影が進んでいる。
                 [幾野伝]



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