2006年7月8日(土)
秋に旧市街地で
 ろうそく灯りで「龍」を
  小中生ら手作りぼんぼり3万個
ポスター
 ろうそくやイルミネーションで町を彩る第3回
「尾道灯りまつり」の開催要項がまとまり、同ま
つり実行委員会(川崎育造委員長)がこのほど発
表した。
 今年のテーマは「龍の國・尾道」で、前半の
「ロウソクアート」が9月30日〜10月28日の毎週
土曜日(合計5日)で、午後6時から9時まで。
まつりのメインになる初日と最終日が、旧市街地
の15ケ寺の境内や参道、尾道駅前周辺、長江口、
久保新開、向島兼吉に合わせて3万個の「ろうそ
くぼんぼり」を灯す。
 学校を通じて市内の全小・中学生が参加、夏休
みを利用して1人2個ずつ、絵や願い事、夢を各
自描いてもらう(約2万5000個)のをはじめ、
古寺巡りコースの町内会や檀家、企業などに協力
を呼び掛け、昨年と同じく和紙による3万個の手
作りぼんぼりを用意する。
 特に西久保町、西國寺と東久保町、浄土寺では
細い長い石段の参道と境内を舞台に、ろうそくの
燈明やチュープライト、懐中電灯の明かりを使っ
て立ち昇る龍をデザインする。実行委員会のメン
バーでもある尾道大学美術学科の学生による「光
アート研究会」(瀧口洋子代表、13人)がデザイ
ンと設置を担当する。
 西國寺では参道と境内に2000個のぼんぼり
を置いて長さ130m、浄土寺では1500個で
60mの龍を表現する予定。
 15ケ寺は済法寺、持光寺、光明寺、海福寺、宝
土寺、天寧寺、千光寺、妙宣寺、善勝寺、大山寺、
持善院、西國寺、正念寺、西郷寺、浄土寺で当日、
合わせて寺宝展を行う寺もある。
 その他の10月7日、14日、21日は尾道駅前緑地
帯だけである。後半のイルミネーションアートは、
海岸通りなどで、11月1日〜12月31日まで行う。
 瀧口さんは「龍について書物を読むことから始
めました」と語り、川崎委員長は「子供達に寺の
歴史を知ってもらって住民とふれあうなかで町に
愛情を持ってもらうのが大きな目的。市民挙げて
将来に受け継がれる、手作りの祭にしたい」と構
想を述べている。
                 [幾野伝]

過去の様子は「きなしゃあ尾道へ」の
尾道あかり祭り」のページに写真で紹介されています。



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