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2006年6月20日(火) 「映画の町」か「ロケの町」か 8ミリで無声映画に挑戦 |
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おのみち映画講座実行委(市観光文化課内)で は、おのみち映画資料館のワークショップとして 毎年開いている映画講座(瀬戸内しまなみ大学芸 術学部尾道校)を、今年のテーマは「サイレント 映画(無声映画)」と決め、7月に2回開催する ため周知と参加を呼びかけている。 初回が7月17日(月・祝)。2回目が同23日 (日)で、ともに午前9時から午後5時まで。17 日が映画資料館と隣の公会堂別館。2回目はしま なみ交流館。 2回で1講座で、参加料は2000円(1回だ けも同じ)。募集は先着順。実行委は0848・ 25・7366かFAX0848・25・7293ま で。 講師は、機材指導が神山隆彦氏、シナリオ指導 が井村征爾氏。8ミリフィルムを使い、参加者各 自がテーマを決めて3分程度の作品を制作する。 カメラの使い方から編集まで映像制作の基本を学 ぶ初心者講座。今年は無声映画に挑戦する。参加 希望者は申し込みの際、8ミリフィルムカメラの 持参の有無を記入(連絡)する必要がある。 初回は、撮影機の扱いとシナリオを学んだ後、 午後からは市内ロケ(昼食は各自用意)。 2回目は、編集と編集作業について学んだ後、 午後から各自が作品をつくり、作品の鑑賞と講評、 修了証書の授与までを行う。 同事業は今年で7回目。これまで市内、市外、 県外からと外国人に小学生各1人まで合わせて88 人が修了している。 尾道は景観に恵まれ、独特の情緒(歴史・文化・ 人情など)から多くの映画やドラマの舞台になり 『映画のまち』と言われて久しいが、映画のまち とは「映画のロケ地」だけを言うのか、という 『問いかけ』がこの事業の目的。 尾道に住んでいる人が、映画がどのようにつく られるのか、それを学び映画に関する知識を深め ようという狙いなどがある。 [神山隆彦]現在国内唯一の8ミリ専門機材を扱 う東京のレトロ通販の代表。学生時代からフリー の映像制作者として活動され、大学卒業後はドイ ツ、イギリスロイターテレビ、プルームパーグテ レビを経て現在の会社を興す。 [井村征爾] 大津市在住のビデオ映像作家。北 海道芦別市ふるさとビデオ大賞、大賞受賞。第1 回おのみち映画コンテスト、大賞受賞。(作品は おのみち映画資料館で毎日上映中)。 もちろん、カメラを持っていない人には、貸し 出しも可。 |