2006年6月18日(日)
来月1日福山で
 世界遺産学ぶセミナー
  ユネスコ諮問機関イコモス増田兼房さん招き
 架橋構想に揺れる「鞆の浦」の町づくりから、
視野を広げて活動している「瀬戸内海を世界遺産
にしよう会」準備委員会(岡田吉弘委員長)が来
月1日午後7時から、福山市緑町のウエルサンピ
ア福山で、第2回瀬戸内セミナー「世界遺産を学
ぶ」を開く。参加は自由で無料。
 講師は工学博士で立命館大学歴史都市防災研究
センター教授、益田兼房さん。益田さんは文化庁
建造物課で全国の伝統的な町並み保存や世界遺産
の推薦などを担当。その後東京芸術大学教授を経
て、現在は世界の文化遺産に関する調査・研究・
評価を行うユネスコの諮問機関、国際非政府組織
(NGO)イコモスの日本イコモス国内委員会委
員もつとめている。著書に『京の町並』などある。
 世界遺産の登録に必要な条件や、瀬戸内海は世
界遺産に成り得る可能性はあるのか、そのために
はどんな活動をすればいいのかなど、聞くことに
している。
 今年1月に開いた第1回セミナーでは、法政大
学工学部教授の陣内秀信さんが講演、南イタリア
の港町の魅力を紹介しながら「鞆の浦と尾道、他
の島々を一体として、国際的な評価を受ける可能
性はある」と話している。
 問い合わせは事務局(tel084−953−27
13)へ。
                  [幾野伝]



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