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2006年6月18日(日) 光原百合さん 7月17日TBSスペシャルドラマで放映 日本推理作家協会賞短編部門「十八の夏」 江國香織、浅田次郎氏との3連作 |
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02年、日本推理作家協会賞短編部門を受賞した 尾道大学日本文学科講師、光原百合さんの「十八 の夏」がTBSでドラマ化され、7月17日放映さ れる。人気作家、江國香織さん、浅田次郎さんと 3人の恋愛小説をオムニバス形式で描いたスペシ ャルドラマ。光原さんは「原作とはひと味違った 仕上がりでみなさん十分に楽しめます」と話して いた。 光原さん、江國さん、浅田さんと3人のとって おきの短編恋愛小説を人気女優3人の主演でドラ マ化したTBS「スペシャルドラマ恋愛小説〜 100万人が泣いた、ベストセラー作家が描く 〈3つの恋の物語〉」はオムニバス形式で来月 17日午後9時から1時間半枠で放送される。 光原さんの「十八の夏」で主演するのは観月あ りさ。年上のデザイナー役の観月に思いを寄せる 少年に石垣佑磨、観月と不倫関係にある少年の父 親に大杉漣。脚本は渡邊睦月、監督は俳優でもあ る豊川悦司。 昨年7月、撮影がおこなわれていたTBSのス タジオを訪れた光原さんは「何回も何回も取り直 し、丁寧に作ってくださっているのに感激しまし た。クライマックスのシーンで観月ありさが自然 に一筋の涙を流していたのに感動しました」と。 「作品はビデオで見ましたが原作とは独立した作 品になっています。ドラマを観て、そこに納まり 切れない家族関係や背景は小説を読んでいただい てドラマ、小説と両方を楽しんでいただければ幸 いです」と呼びかけていた。 光原さんの小説がテレビドラマ化されたのは初 めて。「時計を忘れて森ヘいこう」(東京創元社 発行)は名古屋の劇団で上演されている。 年下の男の子と恋を演じる江國さんの作品「デ ューク」は主演が優香で監督は新城毅彦、優しい ラブストーリーに仕上げている。 浅田さんの「月のしずく」の主演は藤原紀香で 酒浸りの男の前に突然現れる美女を演じる。監督 は北村龍平。 一作が30分で江國さん、光原さん、浅田さんの 順で放送される。 駅前、福屋でサイン会 11冊目の「銀の犬」を発売 光原百合さんの11作目の「銀の犬」が親交を温 めている角川春樹事務所から23日発売される。 発売を記念して7月1日午後3時から駅前、デ パート福屋啓文社で光原さんの「サイン会」を開 く。 「銀の犬」を買った人に整理券を手渡しサイン に応じる。 光原さんのこれまで発刊した著書は女子パウロ 会から「道−LA STARADA」▽「やさし いひつじかい」▽「風の交響楽(シンフォニー)」 ▽「空にかざったおくりもの」▽「はしのおくり もの」、東京創元社刊「時計を忘れて森へいこう」 ▽「遠い約束」、双葉社から「十八の夏」、文芸 春秋から「星月夜の夢がたり」、光文社から「最 後の願い」の10冊。 2年に1冊のペースで発刊していたのが4年前 から1年に1冊のペースに早まった。「死ぬまで 小説を書き続けていたいです」と語っていた。 |