2006年5月17日(水)
 暮らしの中の人物、風景
  村上源喜さんが尾道で初個展
作品の前で
 新浜一丁目、画廊喫茶あすなろで村上源喜「水
彩画展」が聞かれている。31日まで。
 絵筆を執って25年、県美展に入選3回、中央の
水彩連盟展に昨年まで連続4回入選を果たした村
上源喜さん(79)の尾道では初の個展。昨年3月、
属していた尾道生彩会をやめ、独立独歩で絵に取
り組んでいる。
 「暮らし」をテーマに風景、人物、スケッチ画
約20点を展示している。
 アクリル絵の具を使いナイフタッチで描いた木
ノ庄町風景の「短日」、山陰の温泉津(ゆのつ)
温泉で四方山話に興じる中年の女性達と「白と黒
を基調に生活の美と人の心を掘り下げて描きたか
った」(村上さん)。とてもアクリル画とは思え
ぬ重厚な作品に仕上がっている。
 フェルトペンを使った伯方島の風景画と多彩な
表現方法を駆使し見応えのある個展となっている。
 尾道生彩会で村上さんを指導した上石田動さん
は「十分に書き込んだ重厚な作品が多く、色調も
明暗がはっきりして独特の個性が光っています」
と絶賛していた。

あすなろはこちらの「あ」



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