2006年5月12日(金)
しまなみ海道のGW
 全線開通で昨年比41%増に
  4日午後下り向島ICで5km渋滞
並ぶ自動車
 「瀬戸内しまなみ海道」はじめ3橋ルートのゴ
ールデンウィーク中の利用実績について、本州四
国連絡高速道路の本社(神戸市)が発表した。
 先月28日から7日までの10日間に、本州と四国
間を移動した(県境橋での計測)合計は72万3900
台で、昨年の同期間と比べて7万6600台、12%の
増加、特に同初日に全線開通した「しまなみ海道」
は11万5200台の利用があり、昨年の8万1700台と
比べて3万3500台、41%の大きな伸びとなった。
 神戸淡路鳴門道(大鳴門橋)が35万5100台
で7%、瀬戸中央道(瀬戸大橋)が25万3600台
で8%の伸びから見ても、しまなみ海道(多々羅
大橋)の41%の増加は突出しており、全線開通の
効果といえる。
 しまなみ各橋の通行台数は別表のとおりで、因
島大橋の20万6173台を最高に、新尾道大橋19
万4038台、生口橋15万7665台といずれも
22〜30%の増加となった。広島県側よりも愛媛県
側の増加率が高かった。
 最も多かったのは「新尾道大橋」上りが5日の
1万5009台、下りが3日の1万6131台▽
「因島大橋」上りが5日の1万5406台、下り
が3日の1万6388人▽「生口橋」上りが4日
の1万2550台、下りが3日の1万3064台
だった。上下線合わせてでは、7橋いずれも4日
が最多だった。
 渋滞の発生は4日午後を中心に、下り尾道大橋
出入り口で2km、向島ICで5km(=写真)、上り
向島本線料金所で3km、下り今治ICで3km。5日
は午後、上り向島本線料金所で3km、下り今治IC
で2kmだった。
                 [幾野伝]

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転載責任者メモ:今年は大和ロケセットに向かう車も多かったのではと。
        徐々に本州四国の往来が増えていくのは嬉しいですね。

        道路を目先の採算を基準に造るかどうか決めるのがいかにも
        資本主義的に正解であると大手マスコミは書いていますが、
        道の採算は5年10年で計れるとは限らないことも確か。

        橋が出来て本州四国の交流が徐々に増え、仕事の関係も深く
        なって交通量が増えていくのを、開通1年でどうのとか、
        5年経ったがまだ少ないとか、結論を急ぎすぎるような気が
        します。

        すでに道が有った場所にバイパスを造るのと違って、海の上には
        道が無かったわけで、「造ったからすぐに通れ」と言われても、
        すぐにはニーズが無くて当たり前。本州と四国の新しい経済の
        交流が始まっていくかどうかが問題なので、単純に自動車が何台と
        いうだけで計る短絡的な中央の報道は浅すぎだと思いますが。


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