2006年4月12日(水)
国宝の寺・浄土寺
再興700年記念して来月3日〜7日
 特別開帳「本尊秘仏」5年振り
  多宝塔にチベット砂のマンダラ
十一面観音菩薩像 ポスター
 東久保町、国宝の寺大本山真言宗浄土寺(小林
海暢住職)で、ゴールデンウィーク中の来月3日
〜7日まで再興7百年祭が営まれる。御本尊の秘
仏で聖徳太子作と伝えられている十一面観世音菩
薩(平安初期、国の重要文化財)=写真=が5年
振りに特別開帳される。
 鎌倉末期の1306年に奈良西大寺の僧、定證
(じょうしょう)上人によって同寺が再興されて
ちょうど700年になることから、上人への感謝
の気持ちと社会の平穏などを願って、報恩大法要
を行うもの。
 浄土寺再興700年祭実行委員会(村上隆委員
長)の主催で、初日3日は午前9時から開扉式、
ご詠歌、宗教舞踊の奉納(薬師寺・光音寺・栄昌
寺奉仕)、雅楽の奉納(ニュー雅楽紫寶奉仕)、
ご開帳報恩大法要(稚児行列、庭儀理趣三昧法要)、
33年に1度(次回は28年後の予定)開帳している
十一面観世音菩薩の特別拝観は午前10時半から午
後1時半、3時半から4時半まで。
 4、5、6日は午前9時から午後4時半までで、
4日は大茶会もある。最終7日は午前9時から午
後3時半まで。柴灯大護摩供、4時から閉扉式。
 期間中、多宝塔(国宝)では「砂マンダラ」を
展示。今月3日からチベットの僧侶2人が多宝塔
に龍もって、10色の砂を使って智慧と慈悲に満た
された悟りの世界を表現する色彩鮮やかなマンダ
ラ絵(180X180cm)を制作している。
 拝観券(秘仏・マンダラ・中国観音霊場お砂踏
み・宝物館・所願成就祈願含む)は1000円
(小中高生は半額)で、こどもの日の5日は小中
学生は無料になる。
 浄土寺では再興700年を記念して、5月13日
には尾道薪能(後日詳報)、6月10日に人間国宝
松浦昭次講演会、秋には第5回尾道源氏絵まつり
を開くことにしている。



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