2006年3月21日(火)
 砂田さん、故郷で個展
  想像力をかきたてる心象画
 尾道市出身で国際的に活躍している砂田恭子さ
んの作品展が西土堂町、画廊喫茶・孔雀荘で開か
れている。
 小学校5年まで向東町で過ごし、中学高校と三
原で暮らした砂田さんは洋画家で元二科会、佐野
芳香さんに師事。パリの国際アート展に出品、コ
ートダジュールで開かれた日仏現代作家フランス
展では市長賞を受賞した。創展では記念展路人賞
や課題優秀賞など受賞。小説の表紙絵やNHK系
列の「健康チャンネル」の挿し絵を担当。銀座や
新宿、下北沢の有名画廊でたびたび個展を開き、
国内外で活躍している。
 故郷、尾道では13年前、プランタンで個展を開
いている。
 出品作品は油絵を中心に15点。故郷を懐かしん
で描いた「Heart Station」は向島
ドックのクレーンと尾道大橋をバックにカモメが
飛んでいる尾道水道を2枚組にして心象風景を表
している。
 独特の赤と黒を基調に描いた「花」は観れぱみ
るほど想像力をかきたてられる深みのある作品で
魅了していた。
 幸福な「青い鳥」、尾道水道を思わせる「防波
堤」と具象画でありながら作者の思索や思想が作
品の中に仕掛けられている。
 孔雀荘での個展は砂田さんの長年の念願でやっ
と思いが実現したと喜んでいた。

場所はこちらの「く」



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