![]() |
2006年3月12日(日) 尾道の奥座敷 初日、宿泊施設は満杯で幸先良いスタート ふれあいの里オープン 「憩とやすらぎ」の交流施設に |
|
![]() ![]() |
||
尾道の奥座敷、御調町に天然温泉「尾道ふれあ いの里」が11日オープンした。市内で初めての憩 いとやすらぎの温泉スポットで初日、宿泊施設は 満員で幸先良いスタートを切った。 市議会議員、行政幹部職員、地域振興推進委員、 商議所や商工会関係者ら約200人が列席し関靖 直県教育長、高山博州、吉井清介両県議、佐藤志 行、村上俊昭正副議長らを来賓に迎え午前10時か ら開設記念式典が行われた。 備後かわち太鼓がしまなみ海道の全線開通を祝 って作られた「海の豊饒」を演奏、開業を祝った =写真上=。 主催者の亀田市長が登壇、「ふれあいの里は県 から無償譲渡され、市民ニーズに合った施設に改 修整備した。ラドンを含んだ温泉は14種類とバラ エティに富み老若男女に幅広く利用される。ふれ あいの里は45ヘクタールと広い面積で スポーツ、 キャンプ、円鍔記念館と文化、芸術、スポーツの 交流拠点でそこに温泉を核とした憩とやすらぎの 交流施設が加わり、彩りと輝きを添える」と期待 し「指定管理者制度でみつぎ交流館か管理運営、 地元ならではの特色を出し、きめ細かなおもてな しで市民、観光客に愛される施設にして欲しい」 と式辞を述べた=写真下=。 田頭敬康御調支所長が施設整備経過を報告した あと来賓祝辞に移り県知事代理の新木一弘福祉保 健部長が「ふれあいの里改修整備については若林 前町長から熱心に口説かれ、山口管理者からは諭 され、高山県議から脅され、脅され(爆笑)依頼を 受けた。亀田市長の努力で完成し、このうえない 喜びを感じている」といきさつを語り、県知事の 祝辞を代読した。 亀井静香代議士は新尾道市は山陽自動車道、尾 道松江線、しまなみ海道と大動脈が交差、山あり 海あり古い文化、新しい文化も芽吹く輝かしい地 域で町として発展する条件を備えている。「新し い市ができ一緒になったのだから自分とこだけが 良ければいいといった狭い考えでは駄目だ。交付 税、補助金が減り合併しなくては生きていれなく なり、肩寄せ合っていこうという話しで行政区間 は時とともに変わっていく」と諭した。 「合併の危険は中心部に効果が上がり、周辺が 寂れることだ。その意味でふれあいの里ができた のは大変良かった」と賛辞を送った。 溝手顕正参院議員は合併して尾道は北から南に 特長のある歴史を持った町として体裁が整ったと 評価し「三原の八幡と御調町は同じ町だった。遡 れば尾道も三原も御調郡でふれあいの里が次のス テップに向けての足掛かりになった。道州制も提 案され良いエポックメイキングになった」と喜ん でいた。 ふれあいの里を管理運営する、みつぎ交流館社 長の内海和男氏が「田舎ならではのおもてなしの 心で頑張っていきたい」と抱負を述べた。 ふれあいの里の青写真を描き、工事に着手した 若林茂生市長補佐官(前町長)が「感無量です」 と述べ乾杯の発声をした。 初日、ふれあいの里は大勢の人が詰めかけ、温 泉や食事を楽しんだ。宿泊は和洋の71部屋が予約 で満杯、130人が泊り、幸先よいスタートをき った。 |