2006年3月5日(日)
白樺美術館で巨匠展
梅原龍三郎・中川一政・岸田劉生ら
 誰でも知ってる画家展
  ミレー・セザンヌ・ルオー・ロダン
展示の様子  ミレーの油彩
 テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士
として出演している永井画廊(東京)の代表、永
井龍之介さんが推奨する19・20世紀の西洋画家と
白樺派同人の作品を紹介する「鑑定士が選んだ巨
匠展」(山陽日日新聞社など後援)が久保3丁目、
尾道白樺美術館で開かれている。今月25日まで。
 永井さんがレギュラー出演している鑑定団の番
組に、清春白樺美術館の吉井長三理事長が、梅原
龍三郎などについてたびたびアドバイザーとして
協力している関係もあって企画されたもの。
 中川一政の油彩「椿」(1922年)、岸田劉
生の「麗子洋装之像」(1921年)、梅原龍三
郎のパステル「ナルシス」(1913年)など白
樺派と、フランス・ノルマンディー地方の港町、
ル・アープルで海軍士官を退役した海運関係の男
を描いたとされるジャン=フランソワ・ミレーの
油彩「ピエール・グランタン」(1845年)=
写真右=、20世紀最大の宗教画家といわれるジョ
ルジュ・ルオーの油彩「ピエロ」(1937〜3
9年)=写真左=、オーギュスト・ロダンのブロ
ンズ「花子」、ポール・セザンヌの油彩「2つの
果実」(1885年)など白樺派に影響を与え、
また影響を受けた巨匠達の33点を展示。
 パプロ・ピカソと安井曾太郎、梅原龍三郎の3
人による裸婦デッサンも並べられていて面白い。
併せて尾道ゆかりの小林和作展も開いており、油
彩9点と木版画1点を展示している。
 3日には地元土堂小学校の4年生22人と教諭が
見学に訪れ、学芸員らの説明を聞きながら名画に
触れた。入館料は大人800円、大学・高校生7
00円、市内の中学生以下は無料。午前9時から
午後5時まで。火曜日は休館。   [幾野伝]

場所はこちらの「お」



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