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2006年2月4日(土) 寒さ逆戻り 陽射しの中で「福」求め 西國寺で年男ら威勢よく豆まき |
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暦の上で4日は立春−。節分の3日、市内の寺 や神社で家内安全、商売繁盛などを願う「豆まき」 が行われた。日中陽射しはあったものの、数日続 いていた春のような暖かさからは一転、風が冷た い1日となった。 西久保町、真言宗西國寺(麻生章雄院家)では、 恒例の星供節分会が午前11時から国の重要文化財 金堂で行われ、三段護摩の祈とう法要が営まれ、 1年の無事を祈願。麻生院家が「私もそうですが、 人間とは自分が一番可愛いもので、つい他人を傷 付けてしまうものだが、お互いが思いやりの心を 持って日々過ごせぱ、温かい家庭、地域、社会に なるのでは」と参拝者にあいさつ。 正午過ぎから呼びものの豆まきが行われ、寺総 代会が推挙した年男の沖田洋さん(大洋商会社長)、 高原九年さん(市商店街連合会長)、鈴岡和之さ ん(塩田専務)・泰子夫人、杉原毅さん(向島ド ック社長)・美穂夫人ら8組の福男福女が裃姿で 回廊に整列。 総代会員とともに、「鬼は外、福は内」の掛け 声に合わせて袋入りの豆や餅、スナック菓子を威 勢よくまいた(=写真)。豆や餅の中には当たり クジがしのぱせてあり、参拝者は自分こそが福を 掴もうと、我を忘れて喚声を挙げながら両手やビ ニール袋を広げていた。 午後2時からは東久保町、真言宗浄土寺(小林 海暢住職)で星祭節分会が厳かに行われ、夜には 東土堂町、一宮神社で節分祭りが繰り広げられ、 多くの人出で賑わった。 〔幾野伝〕 |