2005年6月9日(木)
「男たちの大和」ロケセット公開
 工場内をシャトルバスで誘導
  時節柄「安全対策」を最優先
 大和ロケセット公開推進委員会(委員長=川崎
育造観光協会長)は七日午後三時から商工会議所
で、設立総会を開き「夏休み前の7月17日(日)〜
3月31日」まで、映画「男たちの大和」のロケ
セットを公開することを決めた。
 昨報の委員名簿に追加して、尾道ケープルテレ
ビからは桑木康裕企画営業課長が、またオブザー
バーとして佐藤正博会議所事務局長、貞重裕樹市
観光文化課主任、東映から清水圭太郎・製作担当
と、尾道担当でこもんの大谷治さんが出席した。
 委員会の設立趣旨として『東映(株)製作の映画
「男たちの大和」のロケセットが、尾道市向島町
「日立造船西工場」内に製作されたことに伴い、
日本映画史上稀に見る大規模なロケセットを保存
し、一般公開することで「映画のまち尾道」を広
く宣伝し、尾道市の観光振興を図ることを目的と
する』と、同事業の目的を明確にした。
 事業計画では1.着地整備事業▽2.情報発信事業
▽3.運営管理の3つを柱とし、1.では公開経路の
設定(工場入口からロケセットまでの導線)を議
論した結果、工場入口付近にバス、乗用車の駐車
場を設けて、入場者は752mの距離をシャトル
バスにて誘導する(安全対策や日立側の要請)こ
とを基本とし、繁忙対策は適宣とることとした。
 ロケセットに付随して、映画資料の展示(撮影
風景等)やグッズ、飲食・物販コーナー等も設置
する。
 3.の運営管理では、7月17日(日)(18日も祭
日)にオープン。会期は年度末の3月31日まで
とし、会期の延長(大好評で5月連休までの延長
案)については、状況を見て判断することにした。
 公開中に、メンテが必要になるとして毎週木曜
日を休みとし、年末は12・29〜31日の3日間を休
み、正月は元旦から開場することにした。
 また、営業時間については、7〜9月が午前9
時から午後6時まで。10月〜3月が午前9時から
午後4時までとし、他の公共施設が10時開館なの
に対し「泊まり客は朝早くから行動したがる」と
の民意に応えた結果になった。
 入場料は大人500円、子ども300円。バス
500円。普通車200円の駐車料。
 設立委で、大まかな骨子が決まったため直ちに
ポスターの制作や日立との細部の協議に着手する。



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