2005年5月19日(木) 白樺美術館 色彩の画家カトラン展 01年来尾で描いた『瀬戸内海』も |
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2001年最後の来日時に、尾道を訪問した現 代フランス画壇を代表するベルナール・カトラン (1919〜2004年)の作品展が久保3丁目、 尾道白樺美術館で18日から始まった。7月18日ま で。 「色彩の両家ベルナール・カトラン展〜尾道へ のオマージュ」と名付けられた展覧会は、生けた 花やテープルをテーマにした静物やイタリア風景 の油彩画をはじめ、華麗なタピスリー織物(3× 2m)、愛用していた絵筆、絵の具など18点を展 示。 なかには屏風リトグラフ「パリに捧げる白いバ ラ」(3×1・56m)や、吉井長三・白樺美術 館理事長との邂逅35年を記念して同美術館で開い た展覧会に赴いた時に尾道近くで描いた油彩「瀬 戸内海」(2001年)=写真手前の作品=など、 透明感のある優雅な色合いの作品が並ぶ。 1967年東京の吉井画廊で日本初の個展を開 いて以降、同氏は度々来日し、俳句を学んで作品 に表すなど、フランス的な感性に日本文化の美を 融合させることから、日本人のファンも多い。昨 年4月生まれ育ったパリで、85歳で他界した。 |