2005年5月17日(火)
 伝統芸能 中世夢の世界へ誘う
  浄土寺で恒例の「尾道薪能」
夜の舞台
 第14回尾道薪能が14日夜、東久保町の真言宗
浄土寺(小林海暢住職)の境内で聞かれた。
 国重要文化財の阿弥陀堂を能舞台に、観世流
シテ方の吉田潔司さんが「能は難しく思われる
面もあるが、600年以上日本人がっくり、育
て、見てきた大衆芸能なので何となく分かって
もらえるはず。鼓や笛の音で中世の夢の世界へ
と誘ってくれます」と解説、来場者と一緒に謡
いの一部を音読して雰囲気を盛り上げた。
 仕舞「笠之段」と「笹之段」につづいて、観
世流シテ方の吉田篤史さんらによる能「清経」
が演じられ、国宝・多宝塔など多くの文化財に
囲まれての幽玄な伝統美に浸っていた(=写真)。



ニュース・メニューへ戻る