2005年1月6日(木)
在りし日の姿を語らう
 薩谷和夫さん13回忌偲ぶ
墓前に並ぶ僧侶と参列者
 (続報)大林宣彦監督の作品で美術監督として
数々の映画製作を支え、尾道に永眠する故薩谷和
夫さんの十三回忌法要が祥月命日の4日、吉浦町
の臨済宗西願寺(岡田慈照住職)で営まれた。
 大林監督と恭子夫人はじめ、長年薩谷さんとつ
きあいのあった在京の映画スタッフと、尾道大林
組のメンバーらが参列。
 尾道水道と変わりゆく町並みがのぞめる墓前で、
岡田住職による読経が行われ、線香やたばこを手
向けて故人の冥福を祈りながら、在りし日の姿を
語らった(=写真)。
 「尾道は人が生きて生活している。それが風景
を作り上げているから、新しいものと古いものが
上手く解け合っている」と語り、尾道をとても愛
した人物。
 同氏が残した映画製作の過程を伝えるデッサン
や厖大な資料が、監督と尾道大林組によって保管
されている。



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