山陽日日新聞ロゴ 2004年11月5日(金)
町中に子供の歓声響く
 晴天のもとベッチャー祭り
般若面をつけ、子供を触る
 尾道の奇祭として江戸後期から2百年の歴史が
ある東土堂町、一宮(吉備津彦)神社の大祭の呼
び物「ベッチヤー祭り」(市民俗文化財)が文化
の日の3日、旧市街地で繰り広げられた。
 大祭式典が行われた2日夜、境内で勇壮なベッ
チヤー太鼓が奉納され、参拝した信者らを魅了。
本番当日は午前8時、神社のお膝元である本通り
センター街で、氏子衆らが元気な気勢をあげて出
発した。
 140年振りに新造された神輿を先導し、獅子
とべ夕(部悪面)、ソバ(般若面)、ショーキー
(天狗面)の三鬼神が祝い棒やささら竹を手に練
り歩き、はやし立てる子供達を追いかけ回すなど、
終日太鼓の音や歓声が響き、賑やかだった。
 祭りに合わせて写真のまち尾道四季展実行委員
会が、初めて企画した尾道撮影ツアーには市内外
から44人が参加。四季展の選考委員写真家の松
本徳彦さんも協力。祭りの流れに付いて歩き、撮
影のポイントなどアドバイスを受けていた。



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