山陽日日新聞ロゴ 2004年10月2日(土)
「ばら」「シクラメン」大山「秋色」
 輝きを増す「赤の世界」
  8年振り 孔雀荘で前川里子油彩展
作品と作者
 西土堂町、画廊喫茶・孔雀荘で、すぐ近くにア
トリエを構えている洋画家、前川里子さんの「油
絵展」が開かれている。15日まで。
 孔雀荘が8年前に再開した際、初作品展を飾っ
たのが前川さん。同店で8年振りの個展でSMか
ら10号までの油彩14点を出品。
 描くのが大好きだという「ぱら」、山の頂に雪
がうっすら積もり、中腹の紅葉の赤とのコントラ
ストがひときわ映える大山の「秋色」=写真=。
 三原の須波の高台から見た薄ピンクにおおわれ
た風景が目を引く「春光」、それに「シクラメン」
など赤を基調にした作品が輝き、訪れた人の目を
魅了していた。
 前川さんは光風会に属し、88年初入選以降連続
入選、広島光風会展受賞。日展に入選、県美展入
賞、市美展では3回入賞し無監査に。95年からロ
ーマ、ベニス、フィレンツェ、パリ、ロンドンな
ど3度、ヨーロッパにスケッチ旅行。昨年、天満
屋福山店で個展を開いた。
場所はこちらの「く」



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