山陽日日新聞ロゴ 2004年9月18日(土)
暮らしの温かさ伝わる
 上野重治さん尾道風景画展
 広島光風会会員の画家、上野重治さん(67)の
「近作尾道風景画展」が西御所町、喫茶バンプー
で聞かれている。30日まで。
 絵のまち尾道のピューポイントを知り尽くして
いる上野さんが、千光寺山など尾道三山や尾道水
道周辺から、ここ1年の間に描いた水彩画9点と
油彩画11点の合わせて20点(3〜6号)を展
示。中国地方はじめ各町の風景を手掛けた末に、
辿り着いた古里のかけがえのない寺や坂、船や橋
など暮らしの景色をモチーフにした作品からは、
尾道ならではの温かい風情が伝わってくる。
 「住吉浜の雁木」など、現在の風景をそのまま
に表現した作品と、向東町の日立造船にあった大
型クレーン(1987年撤去)を象徴的に取り入
れ、かつての尾道の風景を表した作品もあり、
「移り変わる尾道の景色の懐かしさを主張、現在
と昔を比較して見て頂ければ」と上野さん。
 尾道福屋1階では、上野さんの作品五点が常設
展示されている。
場所はこちらの「お店」「は」



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