山陽日日新聞ロゴ 2004年4月20日(火)
 海、山と自然を満喫
  貸切船で笠岡沖の白石島へ
木々に囲まれ歩くメンバー
 向島歩こう会(藤田久登会長)は18日、91人が
尾道港から笠岡市沖の白石局まで貸切船で往復。
上陸した白石島では真言宗開龍寺、仏舎利塔、応
神山、鎧山、立山、鳥の口、尾中、白石港と約8
kmを散策。わらびが群生、ツツジが咲く自然の山
野を楽しんだ。
 奇岩の多い北岸から白砂が420m続く海沿い
道にオデッサンという漁業の神社があった。全て
が花崗岩造りで風波を受ける海岸に鎮座、積年の
風雨に耐えながらも損傷の跡は全くなかった。
 見上げるような中国地方最大級の仏舎利塔は名
刹開龍寺の境内にあり、参拝者もチラホラ見受け
られた。
 応神山への登りは杉や松などに包まれた道で時
折、林間から光線がさし自然の恵みを満身にうけ
歩きを楽しんでいた。
 尾根筋に出ると飛島がみえ、飛島は江戸時代天
保3年(1832)、向島町江奥から金比羅宮参
拝の船が遭難、17人が死体となり流れついた島と
いう藤田会長の話を興味深そうに聴いていた。
 島の最高峰、標高169mの立山からは南に北
木島、真鍋島、四国本土。北は高島、神島、西に
福山の走島と360度のパノラマの眺望をたのし
んだ。
 4時間余りの島内滞在で出会った車は軽四1
台、バイク3台とのどか。
 〔写真は開龍寺参道を歩く歩こう会のメンバ
ー〕。



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