山陽日日新聞ロゴ 2004年4月16日(金)
そして日本は世界へ踏み出した
阿部正弘と日米和親条約
 福山の県立歴史博物館で記念展
ポスター
 福山市西町、広島県立歴史博物館では、開館
15周年記念の春の企画展として、23日(金)
から5月23日(日)まで「阿部正弘と日米和親
条約」の特別展を開く。JR福山駅北口から西
へ400m。
 今から150年前の嘉永七年(1854)に結ぱ
れた日米和親条約は、約200年間続いた鎖国
体制から、国際社会へと日本が踏み出す第一歩
となった。
 アメリカ合衆国・ペリー艦隊の来航を受け、
時の老中首座であった福山藩主阿部正弘はどの
ように条約締結を決断したのか。福山藩を含め
た当時の内外情勢を踏まえながら、歴史的な決
断の過程を紹介する。
 重要文化財の「ペリー浦賀来航図」(彦根城
博物館蔵)、同じく「ペリー献上電信機(逓信
総合博物館蔵)、「ペリー来航図」(吉備津神
社蔵)、「ポーハンタ号模型」(神奈川県立歴
史博物館蔵)、「幕末風俗図巻」(神戸市立博
物館蔵)や「蒸気機関車模型複製」など、滅多
に見られないもの約120点が一堂に展示され
る。
 一般700円、高・大学生520円、小・中
学生350円。
 24日(土)午後2時から、明海大学の岩下哲
典助教授による「阿部正弘とペリー来航予告情
報」の講演がある。
 25日(日)には、「阿部正弘の人物像」につ
いての展示解説会が行われる。



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