山陽日日新聞ロゴ 2004年1月7日(水)
四季折々尾道の光彩を
 福屋の1階で 上野重治さん風景画展
作品を前に上野さん
 尾道を描き続けている画家上野重治さん(66)の個展
「近作風景画展」が尾道駅前、「尾道福屋」1階ゲスト
ルームで開かれている。14日まで。
 4号と6号、色紙の油彩と水彩で、「造船所と尾道」
「秋の福善寺」「市立美術館秋色」「水道の黄昏どき」
「浄土寺参道初夏」など、尾道の寺社や坂道、海辺を題
材に、四季折々の風情を表現。いずれの作品からもこの
町が放つ光彩が穏やかに伝わってきて、訪れた観光客は
「なんとも言えない心静まる絵ですね」と感想を語って
いた。
 「尾道という町は、古いものが無くなってはいきます
が、また新しいものが生まれてきて、美しさを放ってい
ます。この移り変わりを絵にする喜びは大きいです」と
上野さん(=写真)。会期中は毎日会場で応対している。
尾道福屋はJR尾道駅を海側に出て右の並び

転載責任者メモ:新春、まさに「絵のまち」を証明するような記事が並びました。
        市立美術館、白樺美術館、市内画廊喫茶、そして福屋で、それぞれ
        一斉に企画展。展示を巡るだけで十分1日楽しめそうです。
        以前から書いていますが、私は特にこちらの上野重治さんの絵のファン。
        絵はがきにもなっていますが、その1枚を見ているだけで、尾道の
        暖かい空気に包まれるようです。


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